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グローバルビジネス推進活動に参加しませんか?

(2015/07/30)

グローバルビジネス推進活動に参加しませんか?スリランカ中央部の世界遺産シギリア・ロック -古代の王宮がこの強大な一枚岩の頂上にあったそうです
グローバルビジネス部会が5月27日に開催されました。平成27年度からは、事業計画に基づき「コミュニティ型研究会」の一つ、グローバルビジネス研究会として再スタート予定です。

「コミュニティ型研究会」になると、JISA会員企業でない方も、自由にこの組織・この会合に参加登録できるようになります。
ITのグローバルビジネス推進に関心のある方に、どんどん参加してもらおうという狙いです。

さて、当日の会議では、JISA河内国際部長から、3月のシンガポール出張報告が行われました。東南アジア各国のコンピュータ Society や業界団体で組織する「APICTA」という国際機関があります。加盟国の中で、優秀なソフトウェアの表彰を行ったり、プログラミングコンテストなどを主催したりしています。
この組織にJISAも加盟することにより、「東南アジアの優秀なソフトウェアを発掘し、ビジネスにつなげやすくする、あるいは優秀なプログラミング技術を持った学生とダイレクトにコンタクトできるようにする」ことが狙いだそうです。
シンガポールでは、業界団体SITF(シンガポール情報通信技術連合会)が主催するインキュベーションセンターも視察してきました。
河内部長と一緒に伊藤副部会長がSITFを訪問しました。
SITFのオフィスの一角で、低廉料金で、スタートアップ企業向けにオフィススペースを貸し出す事業が行われていたようです。
オープンスペースのデスクとロッカーが利用できるという簡素なパターンから個室風のものまで料金別にいくつかのパターンを、スタートアップ企業に貸し出しているそうで、結構スペースが埋まっているようです。スタートアップ企業としては、ここで仕事をし、そしていろいろなアイデアを持つ他の新興企業と直接ふれあい交流することによって、発展に向けての刺激がえられるという仕組みです。

日本企業もスペースを借りることは可能ですので、もしこのようなことに取り組み、刺激を受けたいという方は、JISA河内国際部長にお問い合わせ下さい。

ほかには、スリランカとベトナムへの出張報告も行われました。

スリランカは人口2,000万人と規模が小さいため、なかなか注目があつまりません。
しかし、ITの面ではなかなか面白い取り組みが見られます。
「もったいない」という言葉にぴったりあう意味の言葉は、世界中見てもなかなかないらしい(この辺り全くの伝聞情報)ですが、この国の公用語の1つシンハラ語には「もったいない」にぴったり当てはまる言葉があるそうです。
仏教国であり、人々の接し方も少し穏やかな幹事が漂っています。日本人には馴染みやすい国の1つではないでしょうか。宗教観で共通点があるというのは、親近感にかなり影響があるように思います。

昨年、安倍首相がこの国を訪問し、共同声明をまとめています。その中の1つに「日本とスリランカの間でITビジネスマッチングを進める」ことが記載されています。日本貿易振興機構(JETRO)がこれに取り組んでいますが、ぜひ一度、この国のソフトウェア産業を見て頂けるといいと思います。ロンドン証券取引所といえがニューヨークと並に証券取引所の双璧といえますが、このシステムを構築したのはスリランカ企業だそうです。日本企業と比べて技術力が劣るということはないようですよ。




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