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ASOCIO ICTサミット2013 報告
アジア地域20か国で構成するASOCIOのサミットと展示会をバンコクで開催

(2013/10/16)

ASOCIO ICTサミット2013 報告ASOCIO・Software Expo 2013 Opening
2013年9月26日、ソフトウェアを専門に取り扱う展示会であるSoftware Expo Asia 2013と併催の形で、ASOCIO ICTサミット2013が、タイ・バンコクのクイーンシリキット国立コンベンションセンターで開催されました。
また27日には、Software Expo Asiaのカンファレンスと並行して、日経BP社主催のアジアICTカンファレンス in バンコクも開催されました。
ASOCIO ICT サミットには、タイ国内から約250人、日本、東南アジア各国から250名の計500名が参加しました。うち、日本からは展示ブース運営にあたった方も含め60名が参加し、内外の注目を集めました。

ASOCIOサミットでは、まず Abdul Kafi(バングラデシュ)ASOCIO会長、タイICT協会(ATCI)のAdirake Patitus 会長、タイソフトウェア産業振興庁(SIPA)チェアマンSupachai Tangwongsan博士による開会挨拶が行われ、その後、ナコーンサップ タイICT大臣へのASOCIO IT Award 授賞式と大臣による記念講演が行われました。大臣は、教育へのIT利用に力を入れることによってリテラシー向上やIT利用基盤の確立に力を入れていることなどを紹介していました。

続いて、インドInfosys社のNarayana Murthy 名誉会長が、自社創設とワールドクラスのベンダーに成長するまでの経験をもとに「アジアのITの未来」について、世界の中心になっていく可能性があることをスピーチしました。
次にハーバード大学経営大学院・竹内弘高教授による「Unite Asia Innovation for Sustainable Development – アジアイノベーション連合-持続的発展のために」とする基調講演が行われました。日本の「おもてなし」精神や、微笑の国タイなどを例にアジアの共通的美徳、タイでITを教育に活用している様子などを紹介しながら、経済の発展可能性の条件について語られ、たいへん好評でした。
午後には、「イノベーションと新たな機会」「起こりつつあるアジア的創造性の波」というテーマに基づき、2つのパネルディスカッションが行われました。

後者のパネルディスカッションには大須賀正之JISAグローバルビジネス部会長((株)CAC常勤監査役)が参加しました。

翌日は、Software Expo Asiaと一体化した講演、ビジネスマッチング、日経カンファレンスが並行して開催され、日本からの参加者はそれぞれ関心のあるセッションに出席していたようです。
日経セミナーでは、富士通ビジネス(タイ)の國丸昌之社長、チュラロンコン大学の藤岡資正氏、NTTデータ岩本敏男代表取締役社長らの講演が行われていました。 

なお、26日夜に開かれたガラディナーでは、ASOCIO設立30周年を記念して、ASOCIO活動への功労者表彰が行われ、JISA浜口会長、JISA五十嵐副会長・国際委員長が個人表彰を受け、またJISA全体に対しても感謝の意を表す形で表彰が行われ、河野副会長・専務理事が記念トロフィーを受賞しました。
27日夜には、ASOCIO参加者のためのフェアウェル・ディナークルーズが行われ、懇親を深めあいました。

特集ページと写真ページにも記事がありますので是非ご覧下さい。

開会式で記念楯をうけとるナコンサップICT大臣開会式で記念楯をうけとるナコンサップICT大臣