コラムと事例 -Column & Case Study-

ASOCIO ICTサミット2016 参加レポート
アジア最後のフロンティア、ミャンマーへ行ってきました!

NECネクサソリューションズ 宮越一郎

(2016/12/08)

ASOCIO ICTサミット2016 参加レポート世界遺産 シュエダゴンバゴダ

2016年11月15日-16日にミャンマーのヤンゴンにて開催された、ASOCIOサミット2016に、ASOCIO ICTアワード2016の受賞者として参加しましたので、レポートします。

 

ASOCIOサミット2016

 

私自身は初めてのASOCIOサミットの参加でした。

現地には11月14日の夕方に到着、その夜には早速ウェルカムパーティーが開催され、アジア・オセアニア各国からの参加者とともにカクテルパーティーを楽しみました。

各国語が入り乱れる中で国際色豊かな雰囲気を楽しむと共に、日本から参加された皆さんとの顔合わせや、日本でお会いしたことのある他国のメンバーと再会したり、現地のミャンマーコンピューター連盟の方々から歓待を受けたりと、楽しい時間を過ごすことができました。ちなみにヤンゴンの夜空では、スーパームーンも見られました!

  ウェルカムパーティー

 ヤンゴンのスーパームーン
 

翌日は、華やかな踊りやミャンマー色豊かな映像などによるオープニングセレモニーでASOCIOサミットが開幕、その後は講演やパネルディスカッションが目白押しで、各国のIT戦略やビジョンの紹介、地域全体での人材育成や流動性の問題、eコマースやスマートシティの発展モデルやITインフラの課題など、多岐に渡る内容で盛りだくさんでした。 

但し、内容としては概念的なモデルや構想レベルのものや、或いはインフラ整備レベルの話が多く、ITを使った具体的な産業発展や経済成長までは議論が至っていないとも感じました。

ただ目指す方向は一気にデジタル中心の社会であり、おそらく数年の内にはアジア・オセアニア地域全体でデジタルエコノミーの世界が大きく花開く未来は感じることができました。

  ASOCIOサミット オープニング

  ASOCIOサミット パネルディスカッション

ASOCIO ICT アワード2016の表彰式は、11月15日の夜に開かれたガラディナーにて盛大に行われました。ダンスやミャンマーの伝統芸能などを挟みながら、IT企業やユーザ企業、行政機関などが表彰され、日本からはNECネクサソリューションズと富士通エフ・アイ・ピーの2社が、ASOCIO Outsourcing ICT Company Awardを受賞、クリスタル製の立派なトロフィーを頂きました。ステージ上では、各国の受賞者と互いの表彰をたたえながら握手を交わし、記念撮影などが行われました。

  ASOCIOアワード受賞式

  クリスタル製のトロフィー


ミャンマー
/ヤンゴンの印象

 さてサミットの行われたノボテルヤンゴンマックスホテルは最近開業したとてもきれいで、大きなホールも備えたな高級ホテルでした。部屋やレストランも現代的なデザインですし、バーが併設されたプールやジム、テニスコートなどもあり、なかなか快適!ヤンゴンの中心街からは少し離れていますが、近くにはヤンゴン大学や大きなショッピングモールなどもあり、また少し先にはインヤー湖という地元のデートスポットもあるという好立地でした。

 会場ホテルのプール
 

ヤンゴンの街自体は人や自動車が多く、交通インフラや生活インフラの整備はまだまだこれからという印象でした。しかしながら滞在中は停電なども無く、街も思ったよりは明るくて、事前に聞いていた電力事情の悪さなどについてはあまり感じませんでした。

また路上を走る自動車はほとんどが日本車で、しかも新車が多い!以前にヤンゴンを訪れた方からは日本語が書かれた中古車が多いと聞いていたのですが、まったくイメージが違いました。

またスマートフォンはほとんどの方が持っているようで、まさにデジタルネイティブの国であることが感じられました。

 ミャンマーの方々は皆さんとてもまじめで優しいです。

ホテルにチェックインした日は私の誕生日だったのですが、おそらくパスポートを見たホテルスタッフがそれに気づいたのだろうと思うのですが、急遽バースデーケーキを用意して頂き、大変感激しました。

また同行者の中で、ホテルの部屋でSIMカードを無くした方がいらっしゃいましたが、ホテルスタッフが掃除機のダストの中からそれを見つけて届けてくれたということもありました。

また現地で聞いた話ですが、ヤンゴンのタクシーは旅行者だからといって、料金を吹っ掛けるということは、まずないそうです。

人柄や持っている感覚はかなり日本人に近いものがあると改めて思いました。

 

これからは海外からの投資ももっと加速し、急速に発展を遂げていくミャンマー。短い時間でしたが、その大きな可能性を感じることができた旅となりました。

  日本から参加の皆さんと