特集 -Special-

タイへ行ってきましたっ! その1
ASOCIOサミット、日経カンファレンスとプレゼンテーション

(2013/10/16)

タイへ行ってきましたっ! その1ASOCIOサミットの基調講演でパフォーマンスを発揮する竹内先生(ハーバード大学院)
ASOCIOは、アジア・オセアニア地域約20カ国ITサービス・ソフトウェア業界団体の連合組織です。
毎年、秋に加盟団体とそのメンバー企業を中心に、フラッグシップ・イベントであるASOCIOサミットを開催しています。
今年は、タイICT協会(ATCI)がサミットをホストし、バンコクで開催されました。

6月ごろに会議への参加PRをしている段階では、タイのシリキット首相、マレーシアのマハティール元首相、グーグルのE.シュミット会長などの著名な方々も、サミットのスピーカーとしてInviteされ、プログラムで紹介されていましたが、それはそれ。
直前になって、スピーカーに変動があるのは国際会議のお約束みたいなところがあります。
で、今回は、政治家としてはタイのナコンサップICT大臣、ビジネス界からはインドInfosysの創業者、N.Murtyさん、学会からはハーバード経営大学院教授・竹中先生がキーノートを行いました。

竹内先生はハーバードの先生らしく、最初に聴衆に質問を投げかけて手を上げさせ話題に引き込む、ステージを歩き回りながら大きな身振り手振りで聴衆に語りかけるなど、アメリカのエグゼクティブが普通に行っているプレゼンテーションスタイルで、とても好評でした。流行のキーワード「お・も・て・な・し」もAsian Mindとして紹介されました。

午後には、パネルディスカッションにJISAグローバルビジネス部会長・大須賀正之氏が登壇しました。

大須賀さんは、午前中の竹内教授の基調講演で「準備していた内容の6-7割を竹内先生に先に話されてしまった」といいながらも、エンドユーザー、コンシューマー視点からどのようにITを使って創造性が発揮されていくかについて意見をのべ、他のパネリストよりも際だっていました。(ほかのパネリストは自分の会社の製品PRにとどまっていました)

大須賀さんも、原稿台のところではなく、ステージ前面にた立ち 原稿なしで堂々とした発表ぶりでした。日本の方が発表するときは、原稿を読み上げる形式が多く、写真をとるのにも下を向いているケースが多くなり、シャッターチャンスが難しいのですが、今回の大須賀さんのスピーチは下を向くことがなく写真をとるのも楽でした。

会議のスピーカーは、自分の言葉で自分のアイデアを聴衆に語りかける、これが基本ですよね!
つい忘れがちで、事前に原稿を準備し、それを読み上げるだけでは、聞くほうは退屈してしまいます。

あらためて聴衆の関心をひきつけるには、何をしなければいけないか、これを考えさせられました。
アメリカの聴衆のノリ方にはついていけないところがありますが、プレゼンテーションの技法はきちんと学ばないといけないですね。どうやって人を引き付けるか、これがパターン化されていますしね。

実際うまくこなせるようになると、どこへ出ても通用します。


Receptionの様子Receptionの様子
パネルに登場し、原稿なしで意見を発表する大須賀さんパネルに登場し、原稿なしで意見を発表する大須賀さん